日常生活は目先のことか過ぎたこと、これから先のことばかり考えてしまいがちです。
それはとても大切なことですが、いつの間にか疲れてしまいますね。心が。
でも、ただ「今」を感じるほんのひと時がその間に入ると、それまでと見え方や感じ方が変わっていくのも一つの事実。
ふとしたきっかけで、懸賞付きクイズを行うことになりました。
以下の質問二つにお答えいただいた方々から抽選で2組のご家族に、ホースハーモニー1日無料券を進呈いたします。
締め切りは、10月9日(水)23時59分(当選者へのご連絡は10月11日(金))
回答は、
uma.harmonygarden.hayama@gmail.com
までメールでお願いいたします。(☞こちらからどうぞ。)
回答の様式や字数制限はございませんので、どうぞご自分の言葉で自由にお書きください。
【問題1】
Aさんがルーカスの馬場に入りました。
ルーカスはAさんが馬場に入ってきたことは認識していますが、Aさんに頭を向けたまま馬場のすみっこに立ち続けています。
Aさんがそのまま近づいていくと、ルーカスは静かにAさんから離れるように歩き出しました。
次にBさんがルーカスの馬場に入りました。Bさんは馬場の入り口で、ルーカスの方を向いてただ静かに立っています。するとルーカスはBさんのそばに歩いてきて、頭を上下させてあいさつしました。
AさんとBさんは、ルーカスの「パーソナルスペース」について、ある大きな認識の相違点があったようです。
AさんとBさんは、ルーカスとどんなやりとりをしたのでしょう。
【問題2】
Cさんはタロウの馬場に入りました。するとタロウはすぐに歩いてきて、Cさんに馬体をすり寄せてきました。
次にDさんがタロウの馬場に入りました。タロウはCさんのときと同じように接近していきましたが、Dさんの手前で静かに立ち止まりました。そしてゆっくりとDさんに馬体をすり寄せました。
CさんとDさんにも、パーソナルスペースに関するある大きな相違点がありました。
どちらが正しいとか間違っているとかではありません。ただその時のCさんとDさんの心がパーソナルスペースというものをどのようにとらえていたかの違いです。
さて、CさんとDさんは、タロウとどんなやりとりをしたのでしょう。
【参考1】“A space for every star in the great sky.”
直訳すると、「大きな空のあらゆる星のためのスペース」。わかりやすく表すと、「空は広い!みんな居場所はある!」
7月の里山学校親子プレゼンデーで、あるご家族が全員で歌ってくださった「Nobody is a nobody」(日本語版「みんな特別 みんな変さ 君もボクも」おかしなガムボールの挿入歌)のワンフレーズです。
歌を聞いていて、直感的にこれは大切な言葉だと思いました。と同時に、随分昔に見たある映画のセリフも思い出しました。
【参考2】“So if it’s just us, it seems like an awful waste of space.”
直訳すると「もし私たちしかいなかったら、それはとてもひどいスペースの無駄使いだ。」。翻訳は「私たちだけが住むには、広い宇宙がもったいない。」
参考1の英文と本質的に同じ意味です。
映画「コンタクト」(1997年。ジョディ・フォスター主演)のワンシーンで、お父さんが夜空を見ながら、娘のエリー(この映画の主人公。大人になって、SETI(地球外知的生命体探査)プロジェクトの研究員になる。)に言うセリフです。
【参考3】人の心のスペース
ホースハーモニーでは、人の心の在り方次第で、パーソナルスペースは大きくも小さくもなります。つまり厩舎の馬房が小さいスペースで、馬場が広いスペースだとは限らないということです。馬房にいても充分大きなスペースだったり、その反対に馬場が小さなスペースに感じられることもあります。
馬と人という異なる種が「共に在る」ために必要なこと、それを可能にするスペースはいつでも十分にあるということ、ところが人の心の在り方次第でそのスペースが大きくも小さくもなってしまうこと‥‥。
多様性が豊かさを生み出すための「鍵」の一つは、「スペース」です。
「スペース」の本質は…