いつも里山学校にスタッフとしてお手伝いに来てくださり、子どもたちの遊び(学びの種)のテーマをいろいろとご提案して下さるサクラさん。
葉山ハーモニーガーデン「馬の学校」で息子さんやお嬢さんと一緒にホースハーモニーをするようになってから1年以上が経ちました。
そんなサクラさんが、里山学校のスタッフとしてホースハーモニーを深めるためのトレーニングをしにいらして下さいました。
【サクラさんとタロウ編】
サクラさんはいつお会いしても笑顔が素敵な方です(o^―^o)。
馬場に入ると、自然にタロウさんが近づいてきます。
そして「わーい、サクラさ~ん。ぱくっ!」
出ました💦。
タロウさんの「パクッ」💨
もちろんサクラさんは、これまでの積み重ねの中で「パクッは止めて!」のボディランゲージを知っています。
でも、 こうしている間にもサクラさんは「パクッ、パクッ」と噛まれそうになり続けます。
なぜでしょう…。
上の写真、私がリラックスして、全身で「タロウさん、噛むのはノーだよ。」と言うと、タロウさんはサクラさんの方を向きました。
サクラさんは手だけで「ノー」です。
そしてタロウはサクラさんを「パクッ」 💨
サクラさんはリラックスの仕方を知っています。
でも、なぜリラックスできないのでしょう。
全身での意思の伝え方も知っています。
なぜ全身ではなくて、手だけで伝えるのでしょう。
タロウさんの陰になって良く見えませんが、サクラさんの立ち方は「あいまいな」立ち方をしています。
なぜあいまいに向き合うのでしょう。
向き合い方は知っているのに。
いつもなら普通にやっていることが、今回はちょっとちぐはぐ。
サクラさんの足元に直径1.5メートルの円を描いて、このパーソナルスペースを基準にタロウさんとのスタンスの取り方を確認することにしました。でも、タロウさんはスルーして通り過ぎてしまいました。(写真下)
タロウさんはなぜスルーしたのかな。。。
大好きなサクラさんなのに。
【サクラさんとルーカス編】
タロウさんとの意思疎通がちぐはぐだったサクラさん。
気分を変えてルーカスの馬場へ。ところが下の写真のように、ルーカスは、
ほんの少しの時間そばへ寄っては来ますが、すぐに離れて行ってしまいます。
また近寄ってきても、すぐに離れるかお尻を向ける…
いつもなら、「サクラさん!こんにちは!」と言って近寄ってくるルーカスなのですが。
今日は、ちょっとぎこちないです。
ここで、タイセイ君の「心呼吸」と「信呼吸」をします
…状況は変わりません。
もしかしたら「心呼吸」と「信呼吸」 になっていないのかも。
でも…
ルーカスの心は、サクラさんが馬場に入ってきたときから、ずっとサクラさんに向いています。片時もサクラさんから心が離れたことはありませんでした。
馬体の向きと耳の方向からもそれが分かります。(写真上右)
サクラさん、ルーカスの心、気づいていましたか?
ここで、サクラさんに質問です。
「今、何を考えていますか?」
質問を変えます。
「心はここに在りますか?」
「!」
サクラさん、質問の意味がわかり、気づいたようです。(^^)
するとその直後
「サクラさん、待ってました!」とばかりに、すぐに来ました。
頭をすーっと下げて、サクラさんのもとへ。
穏やかな目をして。
いつもながら、このシンプルで分かりやすいレスポンス。
最もシンプルな心と心のやりとり。
ルーカスはやっとサクラさんと心が繋がってホッとしているのかな。
馬と人、人と馬。 このシンプルなやり取り。
シンプルだからこその奥深さ、終わりのない世界。
ジョイフルな世界。
サクラさん、ホースハーモニーは、まず自分とのハーモニーかもしれませんね。
そして、最後はやっぱり「Joyful Communication!」
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