2019年1月13日(日)前日までの雨が止み、お日さまの下で「大人のための里山学校 Vol.6」を開催することが出来ました。
9時過ぎにはすでに到着される方々もおられ、早々とタロウとルーカスを相手に会話が始まっていて、皆さまから愛されているタロウとルーカスの表情を観るのが私たちスタッフの喜びでもあります。
毎回本当にたくさんの出逢いとできごとがあり、お伝えしきれないほどなのですが、今回もざっくり!ではありますが、ご紹介させて頂きます(^▽^)。
【セミナー編】
今回は「ゆっくりおおらかブルー君を中心としたその他の色との関わりについて」のお話でした。途中、何度かそれぞれのカラーの子どもたちへのサポートを話し合いながら星山先生のセミナーが進みました。
ホースハーモニーの世界から見えてくる七色の子どもたちの感性。
先入観とか固定観念などからは感じることができない子どもたちの感性。
星山先生のお話しを、ホースハーモニーで例えると、
「ゆっくりおおらかブルー君 」はリンゴを見たとき、食べたとき、そのリンゴの「何」を感じるのか🍎。
色? 色はきっと単純な「赤」ではないはず。
味? 味はきっと単純に「甘い」ではないはず。
ゆっくりおおらかなのはきっと、そのリンゴが浴びたお日さまの量や土の中の栄養分のバランス、もしかしたら、リンゴ農家の方々がリンゴに込めた愛情まで感じているからかもしれません。ゆっくりおおらかだからこそ感じることができること。
タロウとルーカスがリンゴを食べる時は、1個のリンゴが実を結ぶまでの大自然の営みを全身で感じて食べているように見えます。
そうとしか言えない顔をして食べますよ。
私たち大人が、「 ゆっくりおおらかブルー君」が感じていることを表現する言葉をどれだけ持っているでしょう。
ゆっくりおおらかなブルー君だからこそ気づくこと、感じること、他の色の子どもたちの気持ち🌈。
私たち大人が、それを「言葉」で理解しようとするのではなく、ただ「共に感じる」姿勢で共に在る時、ゆっくりおおらかブルー君が見せてくれること全てが、私たち大人を幸せな気持ちにさせてくれるんだな~と改めて感じ入った、そんなセミナーでした。
【遊び編】
さて、続いては子どもたちの遊び編です!
里山学校ではいつも、子どもたちの「!」と「?」が炸裂します。
子どもたちのまなざしは真剣です👀。
今回は、寒いから段ボールでお家でも作って寒さをしのぐべく
「段ボールハウス作り」のつもりで段ボールをたくさん準備しました。⇐これ、大人の考えです(笑)。
ところが、子どもたちはいきなり段ボールをめいめいに運びはじめ…
他にも‥‥
スタッフたちは段ボールハウスをと思っていたのですが…
子どもたちの感性は、もっともっと多様でした。
作るモノも作り方も、すべてが多様でした~。
昼食をはさんで、午後も更にカスタマイズして目一杯楽しんでいました!
【ホースハーモニー編】
ホースハーモニーのテーマは、今回も「優しさ」と「今」。
タロウとルーカスは、人の「優しさ」にとても敏感です。
ご参加いただいた皆さま、感じて頂けましたか?
タロウとルーカスへの触れ方は、「ソフトタッチ」
手のひらの”触覚受容器”すべてを総動員して、タロウとルーカスの体毛の柔らかさと体温を感じ、心が通じて、そしてタロウとルーカスが人の優しさに応えてくれた時、最初は大きく、圧迫感を感じたタロウとルーカスがありのままの大きさに感じられるようになりましたね。
ここに載せきれない人と馬との優しさの交流。
みなさん、お気づきですか?
静かな、優しさを意識した皆さんの呼吸が、皆さんの存在そのものを優しくしていたことを。
そしてその優しさがタロウとルーカスを癒していたことを。
優しさとは・・・穏やかなこと。温かいこと。静かなこと。柔らかいこと。
一個のリンゴを、ゆっくりとおおらかに感じるブルー君。
ゆっくりとおおらかなことは、静かで温かくて…
自分の中にある「ブルー君」に気づくと、日々の生活がまた少し、優しくなっていくかもしれませんね。
今回も、子どもたちの感性に直接触れて、保護者の皆さま、スタッフ一同ともに心洗われる一日になりました。
ご参加いただいた皆さま。寒い中、本当にありがとうございました。